M&A思考トレーニングレポート(第2期第7回目)

2022年1月26日は第2期第7回目のM&A思考トレーニングが開催されました。
年始の過ごし方を、講師・受講生で意見交換しましたところ、ご自宅や実家でゆっくり過ごされた方が多かったようです。

セッション【多角的視野の醸成】

<ESGの最新事情>

今回は、2022年4月から開示が義務化されるTCFD(気候変動リスクやCO2排出量の算出などの開示)がどう企業活動に影響を及ぼすか?を切り口として、損保会社や大手銀行が関係先や取引先にCO2排出を求め始めるという情報から中小企業がどう対応していくのか。 ある地方のホテルでは県内初のカーボンゼロを達成したが、それが企業業績にどう結びつくのか? 短期的にみればコストが増加するものの、長期資金の出し手が長期的な視点の基準で投資判断する潮流であるので方向性は正しいといえます。

一方で、中小企業の本業そのものが社会に貢献しているわけで、本業がSDGsにどう当てはまるのか?、受講生同士とディスカッションをおこないました。

 今回から、M&A基礎講座の第1回目が始まりました。

 M&Aを学ぶことの意義には、①自社でM&Aを実行できるようになる、②M&Aアドバイザーが話をしている内容を理解して対応できるようになる、さらに自社でM&Aアドバイザリー業務ができるようになるといった取り組みも可能です。

 M&Aというと、あまり身近に感じないという方が多いかもしれません。しかし、現在のメガバンク3行は合併・統合の繰り返しの結果、3つに集約されたものです。

 実は、M&Aは経営戦略を実現するための手段であって、既存事業の強化、新規事業の進出、市場開拓などに有効なツールです。

 受講生がもしM&Aを活用する場合、どういった目的に使いたいかについて意見交換したところ、①特許などの独自技術や許認可を保有している事業によりV字回復、②現在の事業を深掘りしたいので、自社の顧客に新しいサービスを提供できること、③自社がアクセスしていない市場の同業で拡大、④自社で保有しているリソースを生かせる事業、④多角化するのだったら教育事業に取り組みたい、といった声がありました。

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