2022年3月2日は、スモールサンコースのM&A思考トレーニング第5回目を開催しました。
最近の大きなトピックはウクライナ=ロシア紛争です。ロシアに対する金融制裁が日本のビジネスへどう影響するのか?意見交換をおこないました。
「北海道の水産会社は、ロシアから海産物をたくさん輸入しているので、ウクライナ=ロシア紛争が大きな影響があるのでは?という不安を感じている。」
「水産業者から聞いた話では、イクラは秋まで在庫があると聞いているが、それ以降が不透明になっている。ワカサギが輸入できなくなっているらしい。」
「エネルギー調達を海外に依存しているリスクが改めて浮き彫りになって、再エネ比率(エネルギー自給率)を上げることが重要という議論が増えていると感じる。」
という声が上がりました。
世界の動きが自社あるいは自分のビジネスにどう関わってくるのか?
どのような情報も「自分事すること」が大切です。
セッション【多角的視野の醸成】テーマ:第二のシリコンバレー“シアトル”
今回は、第二のシリコンバレーと呼ばれる“シアトル”を取り上げます。
シアトルといえば、シアトル系コーヒー(スターバックス発祥の地)やシアトルマリナーズで有名ですが、ボーイングやマイクロソフト、アマゾンなど巨大企業の本社の集積都市でもあります。
今回は世界最強のEC企業、アマゾンを取り上げました。
アマゾンは、小売業としても、ITサービス(AWS)としても、また物流企業としても超巨大企業です。
シアトルへ実際に訪問して、同社の先端的なリテールテック(流通業におけるテクノロジー)を体験してきたこと、アマゾンのビジネス、ESGに関する取り組みなどをお話します。
セッション【M&A学習の基礎知識】テーマ:会社の仕組み_財務会計②
今回のテーマは、財務分析です。
まず、貸借対照表や孫家機計算書をチェックするとき「最初に着目するポイントは?」についてディスカッションしました。
貸借対照表の着眼点については、純資産、長短借入金、流動資産と流動負債のバランスなどいろいろな意見がでました。
また、損益計算書については、営業利益、売上総利益、原価などに意見が分かれました。
製造業としてどこが気になるのか?M&Aの観点では気になる点、あるいは与信の立場から見るべきポイントは?といったように、見る立場によって重要な指標が変わることが理解できました。