M&A思考トレーニングレポート(スモールサンクラス第三回)

新年あけましておめでとうございます!

昨日(2022年1月5日)は、「スモールサン」主催のM&A思考トレーニング第3回目が開催されました!

「スモールサン」は、中小企業経営者をつなぐサポートネットワーク。スモールサンのメンバー企業へのM&A思考トレーニングを提供しています。

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2022年最初の講義では、まず受講メンバーが年末年始をどう過ごされたか?を情報交換。

初詣やゴルフ、お仕事など皆様、いろいろな過ごし方をされてらっしゃいました。

□セッション「多角的視野の醸成」

2020年10月に政府発表された「2050年までにCO2排出量ゼロ」宣言の流れについて説明。聞きなれない英単語が頻出するのがESGではありますが、特に重要なのはTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)で、いよいよ本年4月に上場企業で情報開示が義務化されます。大企業のサプライチェーンに組み込まれた中小企業もカーボンニュートラルと無縁でいられるわけではなく、どう向き合っていくべきか?世界各国のエネルギー事情をみながら、加速するDXやEVの増加から電力需要が増加することが予想され、果たして電源は足りるのか?という根源的な問題に直面することとなります。

 受講者からは、

「再エネが中小企業にとって利益につながるのか?という問題提起については、自社の電力使用状況からすると5年後にはペイできるという計算もあって、収益力向上につながるという見込みもでてきた」

という意見がありました。

セッション「M&Aの知識」

 今回は、財務会計の基礎1。

会計は誰のために、何のために必要なのか?という根本的なところから、「経理」「会計」「財務」の違い、財務諸表の構成について理解を深めていきます。

 2022年は、特に会計が重要な1年になるのでは、という意見もあります。コロナ禍における緊急経済対策融資で救われた企業が多いものの、近い将来、返済が始まるためです。

 財務会計の基礎1では、主に損益計算書の構造、留意点を学び、実際につくってみるワークシートで演習をおこないます。演習では、高級バッグの仕入販売を事例として損益計算書を作成してみました。

  受講者からは、

「M&Aアドバイザーの見方としては、BSとPLだとPLを重視されるのか?」

「一生懸命やってなんとか黒字の会社と節税して黒字にしている会社の見分け方とは?」

「コロナの経済対策による雇用調整助成金や給付金は、どの勘定科目にいれるべきか?」

という質問がありました。経営者ならではの目線であり、コロナならではのトピックもあり、活発なディスカッションとなりました。

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