(2021年12月6日)は第3期第2回目のM&A思考トレーニングを開催!セッション「多角的視野の醸成」では、世界の潮流となっている「ESG」「SDGs」「脱炭素」について学びました。
第2回目の講義では、海外のESG事例ということで「環境先進国」スウェーデンの取り組みについて学びます。
① スウェーデンはSDGs推進世界トップクラスでありその実例は?
② 循環経済でありながら経済成長する理由
③ スウェーデンに日本の未来の姿はあるか?といったテーマに、再エネルギーの活用、街中で実践させるサステナビリティ(紙容器の活用、豆乳の普及など)、海外の市場を開拓するための世界ブランドの育成など事例をみました。 一方、受講生のなかには店舗の一部に太陽光を導入している企業もあるそうで、脱炭素の取り組みが身近になっていることを感じさせられます。
中小企業のなかにはこれまで投資目的(売電収入)で太陽光発電をおこなっている場合が多いが、逆に投資していた太陽光発電を自家使用することで今すぐにでも脱炭素に対応できるので、今までの投資は無駄にならないのではないか、という講師のアドバイスもありました。
セッション「M&Aの知識」では、会社法の基礎を学びます。
M&Aを実行するのに役立つだけに限らず、「会社の成り立ち」は経営におこなうにあたって必要な知識です。
会社の種類、設立プロセス、会社の重要種類など基礎的なことから、M&A実施にあたってチェックすべき書類について、実践的な内容まで踏み込みます。
会社の戸籍ともいえる「商業登記簿」の事業内容をどう書くべきか→「たくさん書いておくべきなのか?」「あるいは実際やっている事業に絞りこむべきか?」について経営目線でいろんな事例が示され、とても参考になりました。
また、M&Aをおこなううえでもっとも大事な株主総会、株式比率について、それがどう経営に影響を及ぼすのか?、近年話題になったM&Aや争った事例も見ながらどこに着目すべきか解説がありました。
会社法は、日常の経営にてあまり意識することはありませんが、役員任期を忘れてしまい、法務局から罰則を受けるケースもあります。これを機会に定款をぜひチェックしてみましょう。