「10年後も経営を続けていくため」を基本コンセプトに、M&Aを単なる知識ではなく使える「道具」とするための「M&A思考トレーニング」。
2021年8月23日に第1期受講コースの第3回目を開催しました。
「多角的視野の醸成」で今回取り上げたテーマは、「カーボンニュートラル」。
近年、国内においても台風や大規模水害に見舞われていますが、今年はヨーロッパの洪水、北米の異常熱波、中国の洪水など世界的にも大規模災害が発生しています。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)から「排出量を抑えても1.5度上昇は避けられない」という最新報告書があり、日本政府は「2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする」という宣言をおこないました。
こうしたなかで金融機関や得意先が取引先に対してCO2削減を迫り、サプライチェーンに組み込まれている中小企業もCO2削減に向き合わざるを得なくなるでしょう。
今後、中小企業は環境に対してどう取り組むべきか「考える機会」となりました。「財務会計の基礎知識」では、栗原講師が財務会計の構造、損益計算書の構造について講義をおこないました。
M&Aの視点では、損益計算書のどの項目を一番最初に着目するのか?経営者目線ではどこを着目するのか?活発な議論が行われました。