M&A思考養成講座レポート(SSコース 第2期8回目)


2023年8月2日M&A思考養成講座スモールサンコース第2期第8回目を開催しました。


講師からの一言


Bigtechが支配するビジネス界で、日本企業に求められる対策は
情報感度を向上させること:最新のテクノロジー情報はもちろん、CNやLGBTQなどの新たな潮流も海外から伝わってきます。
海外の同業他社の動向を追いながら、自社にもたらす影響を想像しながら情報収集を行うことが重要です。


本日のポイント


「策士、策に溺れる」
にならないように。
単純なスキームを組み合わせたり、複雑なスキームを採用すると思わぬ税務リスクが発生したり、後々のトラブルの原因となるため、夫々の専門家と連携して事前にリスク洗い出しをすること!


ビジネスリベラルアーツ


今回はAmazon,マイクロソフトがある「第二のシリコンバレー」シアトルについて解説をしました。
今回は、GAFAMの「Amazon」と「Microsoft」等多くのBigTechが本社を構えるアメリカ、シアトルの現状を「Amazon」を中心にチェック!
成田から直行便9時間(乗換だと13時間)、割と近いです。
第二のシリコンバレー~シアトル~
シアトルと言えば・・・
・ロックバンドのニルヴァーナのLPジャケットで有名
・スターバックス発祥の地!1号店のある「パイクプレイス」
・シアトルマリナーズ本拠地の「T-moboileスタジアム」
・Mt.ライナー(ワシントン州の富士山)
が有名です。
ボーイング、Microsoft等巨大企業本社の集積都市としても有名。
また、2019年当時エンジニアがサンフランシスコの次に目指している都市としてよく名前が挙げられていました。
世界最強の小売業「Amazon」
☆シアトルは、誰もが知ってる世界最強のEC企業Amazonの総本山
・GAFAMの1社、時価総額1兆ドル(140兆円)超え
・1994年の設立当初は「世界最大の本屋」としてスタート、巨額の赤字を垂れ流し続けたが、2002年にようやく黒字転換・・・
・20年前の株価は僅か1.3ドル…ピークアウトしているとはいえ、今は当時の約100倍です!


M&Aの実践的知識


M&Aの応用スキーム会社分割、株式交換、株式移転、株式交付という4スキームについて解説をしました。
会社分割は、中小企業のM&Aにおいてもかなり頻繁に活用されています。また、株式交換は上場会社とのM&Aの際に多用されているスキームです。
☆基本4スキームに組み合わせて使うスキームです。
①会社分割
組織再編や事業単体の譲渡をする際にかなり頻繁に使われる。
事業のみを譲渡対象とする点で事業譲渡に似ているが、大規模な事業を切り出す際には包括的に譲渡できるため使いやすい。
②株式交換
キャッシュを使わず完全子会社化するスキーム。企業価値がある程度の規模以上あれば有効活用可能。
③株式移転
持株会社を設立する際によく用いられる(他スキームとの組み合わせが多い)。
④株式交付
株式を対価にする点は株式交換と似ているが、完全子会社化しなくても使える点が特徴。

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