
2023年7月24日、M&A思考養成講座第8期1回目を開催しました。
今回は廃棄物処理業、自動車関連業、物流業、弁護士、税理士、新聞社、電気関連事業、化学品メーカーなど様々な分野の方々が集いました。
講師からの一言

「履歴事項全部証明書」「定款」「株主名簿」「印鑑証明書」は大切な書類です。M&Aの実行時、その会社の実存性、法的根拠となるものなのでしっかり確認すること!
また、M&A思考で得た知識はさまざまな場面で役立つことがありますので、大切にして活用しましょう。
本日のポイント

議決権の重要性を理解して支配権を得るには議決権の50%超の確保が必要です。
種類株では「議決権無し」の場合があるので要注意です。
講義:ビジネス・リベラルアーツ

「ビジネス・リベラルアーツ①」では、M&A思考の基本としてウォーレン・バフェットの投資哲学を学びました。
知識活用が現代の資本となる重要性を強調し、世界的視野での情報力の向上が格差社会の解消につながります。
講義:M&Aの実践的知識
今回はM&A実務に必要な基本的知識として、会社法の会社設立、機関設計に関連する部分を学びます。
M&Aを学ぶ前に、まずは「そもそも会社とは?」「個人と法人はどう違うか?」の理解が大切です。
M&Aに必須な知識として、個人事業と法人事業との違い、法人の設立の仕方とプロセス、基本的な書類や手続きについて具体的に説明します。
皆さんが日々接しているクライアントや、自分が起業するとしたら・・・という「自分ごと」として捉えて聞いていただければと思います。
■今回の重要ポイント
M&Aにおける4つの書類(履歴事項全部証明書、定款、株主名簿、印鑑証明書)を把握し、会社の実存性と法的根拠を確認することが重要です。
議決権の重要性を理解し、支配権を得るには議決権の50%超の確保が必要であり、種類株では注意が必要です。
会社で必要な事務手続きを怠らずに行うこと。取締役会と株主総会の議事録作成、取締役重任登記を忘れずに行い、定款と株主名簿を最新の内容で保管することが大切です。