
2023年5月10日 M&A思考養成講座スモールサンクラス 第2期第5回目を開催しました。
講義:ビジネス・リベラルアーツ


2022年4月4日より、市場区分が「プライム」「スタンダード」「グロース」の3市場に移行し、流通株式時価総額という指標が新たに導入されました。これにより、より流動性の高い市場形成が目指されます。
TCFDにおいては、サプライチェーン排出量の算定が重要なテーマです。
この算定は、Scope1,2とScope3との合計で算出されることが一般的です。自社排出量(Scope1、2)については、まず自分でやってみて仕組みを理解することが大切です。
具体的には、自社のCO2排出量を把握し、CO2削減の方法を考えて実行することが必要です。オフセット活用も一つの手段です。
Scope1、2のネットゼロが達成出来たら、Scope3対応へチャレンジしましょう!
M&Aの実践的知識

会社の仕組み⑤財務会計4(財務分析Part3)を開催しました。
今回のテーマは、前回に引き続き「財務分析パート3」です。
製造業の具体的な会社を事例に、様々な分析を行いたいと考えています。
財務分析の最終回となるため、様々な業種の財務分析データを検討し、ディスカッションしたいと思います。
特に、M&Aの視点からは、「BSとPLのどの部分に着目するか?」に重点を置き、以下の分析を行っていただきました。
第5回「財務会計4」のポイントは以下の通りです。
①業種・業態特有のパターンを理解するのが大切です。
製造業の場合は「製造原価」や「機械装置」に注目する必要があります。
また、人件費や減価償却が「販管費」に区分される場合があるため、粗利益率を比較する場合には注意が必要です。
中小企業は会計監査を受けておらず、製販の区別が曖昧なことがあるため、特に注意が必要です。
②対象会社の収益構造を業界平均と比較検討することが重要です。
対象会社の利益率が低くても、業界平均と比較した場合には問題がない場合もあります。
ただし、その業界のビジネスに投資するかどうかは検討が必要です。
③異業種の収益構造とも比較検討してみることも有益です。
本来関係のない異業種と収益構造を比較することで、収益改善のヒントや課題発見につながる場合もあります。