M&A思考トレーニングレポート(第4期3講目)

講師からの一言

これから金融は、ESG金融の存在がますます強まります。

ウクライナ紛争やエネルギー価格上昇で化石系エネルギー企業が投資先として見直しも入っていますが、中長期的には脱炭素の動きは止まらないことも予測して、中小企業としてどう取り組むかは考えておくべきです。

本日のポイント

財務三表がわかれば財務分析ができます。

財務分析ができれば、M&Aにおいて企業を分析することができるようになります。

2022年6月27日は、第4期第3回目のM&A思考トレーニングを開催。

本日のセッションは、“多角的視野の醸成”に「ESGの現状と課題」を取り上げます。

“M&A基礎知識”は、M&Aにおいて企業価値算定のベースとなる「財務会計の知識②」です。

多角的視野 「ESGの現状と課題」

ESGとは、Environment(気候変動)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字をとったもので、社会や金融界から企業に要請される“行動”です。

一番わかりやすいのは、気候変動に対する取り組みで、具体的には再エネの活用や脱炭素対応を求められています。

長期的な投融資をおこなう年金・金融の団体は、長期的に成長する企業に投資するため、ESGの尺度をつくっており、年々、ESG投資の金額は増大しています。

しかし、ESGの判断基準や尺度については、統一されていなかったり、実際のESG金融の投資行動があいまいだったりまだまだ課題は山積です。

こういった現状と課題について解説をおこないます。

M&A基礎知識 「財務会計の基礎②」

今回は、前回に引き続き「財務会計の基礎」です。

貸借対照表は、会社の資産状況を把握するもの。

M&Aとしての視点で見れば、資産がたくさんあっても、ビジネスで利益がでていなければM&Aが難しくなったりするものなので、どちらかといえばM&A目線では「本業のもうけ」=営業利益を重視します。

キャッシュフロー計算書は、貸借対照表や損益計算書では見えてこない現預金の流れを可視化するものです。

講義では、実在する企業の貸借対照表やキャッシュフロー計算書を見ながら、その内容についてディスカッションいたします。

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