インド市場のDXに迫る!日本の中小企業が知るべきデジタル化の波 Vol.3
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コロナショック後、インドではこれまでの10年に相当するデジタル化による市場の変化がたった3~4ヵ月で起こったと言われる程、インド市場には劇的な変化が起こっています。中国に依存した製造業のサプライチェーンを再検討する動きが世界の製造業で加速する中、GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)をはじめとする米国企業がインド市場のデジタル化を加速するための大型投資を次々に決定し、インド市場のDX化(デジタルトランスフォーメーション)が加速しています。

さて、インド市場のDX化を加速しているテクノロジーとは一体何でしょうか?

インドにおいてはスマートフォンの普及拡大に伴い、スタートアップ企業を中心として人々の生活やビジネスの課題解決するために地域にあるヒト・モノ・カネを効率的に繋ぐことができるスマホアプリ等のテクノロジーの導入により市場のデジタル化が加速されています。しかし、スマートフォンの普及率の高さが市場や産業のDX化に直結するわけではありません。

従来、インドではサプライチェーンマネジメントシステムによって、メーカーとサプライヤーの間、また物流とメーカーの間のデータのやり取りが主流でした。現在、顧客において製品使用に関するデータ収集がIoTやスマートフォンで可能になりつつある環境において、サービスプロバイダーや物流がそのデータを収集してAIやマシンラーニングで分析し、その分析結果を利用したソリューションを物流やメーカーに提供することで、市場の上流にあるメーカーやサプライヤーまでがより精細な顧客側のデータをリアルタイムで入手することが可能になりつつあります。

デジタル化・DX化で先進する中国で活躍するスタートアップ企業に対しBAT(百度、アリババ、テンセント)がこぞって投資するのと同じ状況がインドにおいてはGAFAによって起こりました。このことは、オープン市場であるインドにおいて、GAFAが逸早く市場のデジタル化に投資することによってデータを掌握し市場の上流へとビジネスを拡大できる可能性に対して投資しているのであると考えられます。

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